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『キャラトラの沼』 VOL.3
「未来警察 ウラシマン」

『キャラトラの沼』 VOL.3 	「未来警察 ウラシマン」
Tokyo_Kaneko

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レポート

世は空前のアナログレコードブーム。
そんな中、現在の和モノブームの火つけ役のひとりであり、フリーランスの編集者/ライター、そしてDJとしても活躍中のカネコヒデシが、和モノレコードファン、キャラクターサウンドトラックファンにお贈りするシリーズ、それが『キャラトラの沼』。
今回は、TVアニメ『未来警察 ウラシマン』のサントラEPをご紹介!
1983年放送の『科学忍者隊ガッチャマン』や『タイムボカンシリ-ズ』でおなじみ、タツノコプロ製作の異色のSFアニメ、『未来警察 ウラシマン』。
アニメと最新鋭のエフェクターをほどこした実写がたまーに混ざった、当時としては画期的な映像が話題を呼んだ作品だ。
物語としては、1983年の東京から、突然2050年の大都会ネオトキオへとタイムスリップ─ウラシマ・エフェクトした少年、ウラシマ・リュウの奇想天外な刑事物語。
ウラシマ・リュウは本名ではなく、じつはウラシマ・エフェクトによりタイムスリップ前の記憶を失ったという設定。
そういえば、最後まで本名が出てこなかったような。。。
ま、浦島太郎が元ネタであることはまちがいないだろう。
しかし、ウラシマンの愛車がフォルクスワーゲンのビートルを改造したモノだったり、「ひょうきんもの!」など出てくるセリフだったりが、かなり昭和なニュアンスたっぷり。
もともとは、かなりハードボイルドな路線の作品を目指していたらしいけれど、この感じの方が当時の時代感があっていいかなと。
あとは、『キン肉マン』の声でおなじみの神谷明扮する二枚目刑事クロードよりも、敵役であるネクライムのアドルフ・フォン・ルードヴィッヒの美白肌に、キュンとヤラれた女性は数知れず。
シリアスとおちゃらけとがごっちゃ混ぜの感じが、まごうかたなき80年代アニメだね。
何度か再放送などもされているので、このアニメ自体を目にした方もおおいのでは?

『風の谷のナウシカ』の原画も手がけたあの人が
キャラクターデザインを担当

キャラクターデザインは、『風の谷のナウシカ』の原画も担当した、なかむらたかし氏。
コレが、彼の初のキャラクターデザインだそう。
そんな未来感あふれる本作のEP。
EPって、つまりシングル7インチのコトだけど、オープニングテーマの「ミッドナイト・サブマリン」と、エンディングの「ドリーム・シティ・ネオ・トキオ」の2曲を収録。
作詞は康 珍化。
菊池桃子の「もう逢えないかもしれない」や山下達郎の「シャンプー」、三好鉄生「涙をふいて」などの詞をやっているので、その名前は見たコトがあるヒトもおおいとおもう。
たぶん、名前を読めないヒトの方がもっとおおいカモだけど。
“かん ちんふぁ”って読むのね。
『料理の鉄人』の陳 建一(チン・ケンイチ)とまちがえるヒトもいるので、おぼえておくコトをおススメする。
「ミッドナイト・サブマリン」の作曲には鈴木キサブロー氏。
アニメ『みゆき』のエンディングテーマ、H2Oの「想い出がいっぱい」の作曲者ね。
そのほか、さまざまなシティポップスシーンには、かならずその名前が出てくるので、要チェック人物だ。
「ドリーム・シティ・ネオ・トキオ」の作曲は、芹沢廣明。
岩崎良美が歌うアニメ『タッチ』のオープニングテーマの作曲家ね。
歌っているのは、『ルパン三世』のTV版のエンディング「LOVE IS EVERYTHING」のボーカルでもおなじみの、HARRYこと、木村 昇氏。
ドチラもグッドな未来派シティポップスサウンドで、オープニングとエンディングの映像が、ともにサイケデリックなキラキラ感と、ネオン感、オリエンタル感が入り交じった、スタイリッシュで、なんだかとてもいい雰囲気。
なんとなく映画『トロン」っぽさも感じたりするので、ぜひともYOU TUBEなどでチェックしてほしい。
ジャケットはちょっとめずらしい3つ折り。
ウチ面には、登場人物のなんとなくぼんやりな説明が。。。
そして、歌詞面にはリュウの愛車「マグナビートル」が載っているけれど、こんなチンチクリンな感じだったっけかな。
DJ的には、2曲ともにフロアー映えするトラックなので、その日の雰囲気でドチラもイケちゃう感じだ。
まさに、80’sネオシティポップスの真骨頂ないちまいである。
【レコードクレジット】
タイトル:『未来警察 ウラシマン(EP)』
レーベル: 日本コロムビア
リリース:1983年

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