なんでその動物? 鳥獣戯画の擬人化チョイスに想いを馳せて

仏様とカエルに共通する点とは”水かき”だった

甲巻の後半では、サルの導師がカエルの仏像に向かってお経をあげています。
ありがたいような、ありがたくないようなトボけたカエル仏ですが、実はナイスな配役。
カエルの足元を見ると、蓮の葉に座っていますね。
水辺に暮らすカエルと蓮は深い縁。
そして、実際のお寺にある仏像の台座も蓮をモチーフにしており、その名も「蓮台」と呼ばれています。
さらに、カエルのポーズにも注目。
指を見ると水かきが描かれています。
カエルなら当然のことですが、仏様の方にもこの水かきがあるんです。

手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)という32ある仏の体の特徴のひとつで、人々を漏れなくすくい上げる(救う)意味があるとか。

そんな共通点から、カエルは仏像にキャスティングされたのかもしれませんね。

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