京都発のご当地キャラ『地下鉄に乗るっ』がアニメに!劇場公開決定!

京都発のご当地キャラ『地下鉄に乗るっ』がアニメに!劇場公開決定!
Kyoto_Oga

キャララボライター

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レポート

「ご当地萌えキャラ」というジャンルに収まらず、今や海外にまでファンが存在する京都の地下鉄・市バス応援キャラクター『地下鉄に乗るっ』。
当初は、地下鉄の駅構内のポスターの掲載から始まりました。その後、アニメCMが制作され、公開わずか1年で、YouTube再生回数が15万回を達成。徐々にファンを増やした結果、短編アニメ制作のクラウドファンディングで1000万円を超える支援を集めることに成功。そして、この度、なんと短編アニメの劇場公開が決まったそうです。

今回、アニメプロデューサーである佐野リヨウタさんにお会いすることができ、『地下鉄に乗るっ』短編アニメについて伺ってまいりました。

『地下鉄に乗るっ』の魅力を存分にご覧ください!

『地下鉄に乗るっ』とは?

『地下鉄に乗るっ』とは地下鉄・市バスの増客を目指し、2011年に京都市交通局によって作られた「地下鉄・市バス応援キャラクター」です。
「太秦萌(うずまさもえ)」「松賀咲(まつがさき)」「小野ミサ(おのみさ)」など、京都の地名にちなんだ名前のキャラクターから構成されています。

なんといっても、その魅力は人気イラストレーター、賀茂川さんがリファインしたクオリティーの高いイラスト!
可愛いだけでなく、スタイリッシュなキャラクターたちに虜になった人が続出し、SNSで拡散したことで徐々にファンが増えました。

人気を決定づけたのが、アニメプロダクション「魚雷映蔵」が手がけたアニメCMです。
国内だけでなく、その魅力は海外にまで渡り、その後、グッズ、ライトノベルなどさまざまな展開へと発展しました。

そして、満を持して、『地下鉄に乗るっ』は劇場版の短編アニメとして、12月23日(土)より京都シネマ(京都市下京区)にて公開となります。

魅力的なキャラクターたち

主要キャラクターの太秦萌、松賀咲、小野ミサは同じ高校に通う2年生。仲良しの幼なじみです。そして、聡明な太秦萌の姉、太秦麗。
それぞれのキャラクターを見てみましょう!

太秦萌(うずまさもえ・中央)
京都市内の高校に地下鉄で通う高校2年生。天然で明るい愛されキャラ。
幼なじみの松賀咲と小野ミサと一緒にいるのが好き。
趣味:カメラで京都市内のあらゆる場所を撮影すること。

松賀咲(まつがさき・右)
太秦萌と小野ミサの幼なじみで、同じ高校に通う2年生。
活発で頑張り屋さん。陸上部所属。
他校との合同練習のときには市営地下鉄1dayフリーチケットを使いこなす。

小野ミサ(おのみさ・左)
太秦萌と松賀咲の幼なじみで、同じ高校に通う2年生。
軽音部でギターを担当する。クールな一面もある。
植物が大好きで、這苔(ハイゴケ)で作った苔玉(こけだま)を育てている。

太秦麗(うずまされい)
太秦萌の姉。語学力を生かし、京都市内で学芸員として活躍している。
趣味:漬物の食べ歩き
お酒好きで、漬物のお供に日本酒を飲むことも。

アニメプロデューサーである佐野リヨウタさんのインタビュー

京まふ2017の「地下鉄に乗るっ」ステージの様子(佐野氏:写真左)

お待たせしました!
今回、公開される短編アニメ『地下鉄に乗るっ』のアニメプロデューサーである佐野リヨウタさんにインタビューさせていただきました。
佐野さんの本作にかける熱き思いをご覧ください。

ーーー佐野さんが『地下鉄に乗るっ』に関わられたきっかけを教えてください。
「『地下鉄に乗るっ』ができた当初からアニメを作るという話が上がっていたようで、オファーするなら京都の会社がいいだろうと、当時、京都に本社を置いていた弊社に連絡がありました。
実は、僕自身、『地下鉄に乗るっ』のポスターは知っていて、キャラクターだけでなく、グラフィカルなデザインも含めてレベルが高いと思っていたので、いつかこのキャラクターたちをアニメにして動かしたいとなんとなく思っていたんです。
それまで京都にいながらも京都のコンテンツに関わることがなかったので、良いご縁をいただいたと喜んでお引き受けしました。」

ーーー今回、佐野さんは脚本、監督、プロデューサーを担当されていますが、もともとはどのお仕事がメインですか?
「会社を立ち上げる前まで、フリーの映像作家として実写の映像を活用したCMやミュージックビデオを作っていました。しかし、5年先を考えた時に「このままでいいのか」と思い始め、やるならテクノロジーの進歩に左右されないものがいいと、アニメに興味を持ち始めました。グローバル化を見据えて、日本で取り組む必然性がある分野であることも理由の一つです。
まず、自主制作でアニメを作っていた大学時代の友人とともにショート作品を作り、手応えを感じたことで、アニメ制作会社を立ち上げる決意をしました。」

ーーー『地下鉄に乗るっ』が今回の短編アニメ化に至るまで、ご苦労があったと思います。いきさつについて教えてください。
「アニメ化という意味では、最初、京都市交通局さんとデザインを担当されていたGK京都さんからご依頼いただき、アニメCMを3本制作しました。しかし、公開する場所が限られていたたこともあり、ポスター公開時ほど話題になりませんでした。
通常の流れで言えば、制作会社としては、作品を納品して終わりですが、僕としてはそれでは本懐と違うと感じたので、自らTwitterを使ってPRを試みました。徐々にネット上では広がっている実感はあったのですが、それをリアルに感じたのは2015年の9月、京まふ(京都国際マンガアニメフェア)において京都市交通局のステージで司会を担当した時です。僕が登壇するや否や会場が盛り上がってくれて、立ち見が出るほどの盛況でした。
僕の中では、ネットでの盛り上がりとリンクした感覚があって、このことをきっかけに、「この作品は大切にしていきたい」とより強く思うようになりました。そこで、『地下鉄に乗るっ』のアニメ制作を企画し、費用をクラウドファンディングで募ることを決意しました。2016年の3月のことです。」

クラウドファンディングで大成功!しかし、制作は難航・・・

ーーークラウドファンディングの結果はいかがでしたか?
「目標金額の100万円がなんと2時間で集まって、最終的には約1,000万もの支援を集めることができました。多くのファンが待ち望んでくれていたんですね。本当は30秒のPVを作ろうと考えていたのですが、支援者の気持ちにお応えしたいと、5分ほどの作品にしようと決めました。」

ーーー予算があれば制作も順調だったのではないでしょうか?
「いや、それが制作はトラブル続きで大変だったんです。一番難航したのは、連携先の制作会社の選定と、『地下鉄に乗るっ』の魅力あるキャラクターを忠実に再現すること。
特にキャラクターについては、何度も制作会社にリテイクしてもらって、理想に近づけるようにやり取りを重ねました。その結果、公開日が大幅に遅れてしまい、ファンの方を大変待たせてしまいました。
そのお詫びというわけではないですが、皆さんに喜んでいただきたいと、予定より長い12分のアニメーションとして、今年(2017年)の5月に完成しました。」

ーーー本作では、主人公たちの高校入学時のエピソードが描かれています。このストーリーはどのようにして生まれたのでしょう?
「ポスターで描かれているキャラクターたちはいつも笑顔なのですが、その生き生きした表情がより魅力的になるように、深みをプラスできるようにとストーリーを考えました。そこで、高校2年生の主人公たちの1年前の入学したての頃を描くことにしました。
高校生活という新たなスタートを切る時に感じる不安や、それよって引き起こる友達とのすれ違いなど、高校生なら誰でも抱く感情を盛り込みました。
もちろん、最後は眩しいほど笑顔いっぱいのハッピーエンドです。制作時に大切にしたのは、二次創作的なものにならないように公式の設定を守るということ。正直、個人的には脚本が一番苦労したかもしれません。」

今に至るバックボーンを感じてほしい

ーーー今回、初めて『地下鉄に乗るっ』に触れるというお客さんもいると思います。プロデューサーとして、本作をどのように見ていただきたいですか?
「『地下鉄に乗るっ』というプロジェクトそのものは今に至るまで、本当にたくさんのことがありました。
そもそも京都市営地下鉄は、建設の際に遺跡が出てきて、その度に工事を中断して赤字がかさんだ状態からスタートしたこと。その赤字を払拭するため、地下鉄・市バスの増客を目的にしたキャラクターたちを市の職員のご家族が描かれたこと。そのキャラクターたちをGK京都とイラストレーターの賀茂川さんがリファインしたこと。京都市交通局がポスターとして地道に展開し、徐々に広がっていったこと。そして、弊社が関わってアニメCMを制作したこと。
つまり、単発で終わる普通のアニメ作品とはバックボーンの深さが違うんです。ファンの方においては、その過程をずっと見守ってきてくれました。本当に深い愛を持ってくれていると感謝しています。初めてご覧になる方も、そういったいきさつがあって本作が生まれたという背景も加味して、ご覧いただけたらうれしいです。」

ーーー最後に、メッセージをお願いします。
「『地下鉄に乗るっ』は本作で終わりではありません。毎年のようにポスターが新しくなり、今後、コラボイベントやトークショー、グッズなど展開していきます。
僕個人としては、今は大きく展開できていない『地下鉄に乗るっ』の男性キャラクターも動かしていきたいですし、いろいろとやりたいことがあります。
ぜひ、本作に触れていただき、これからも一緒に歩んでいただければと思います。劇場でお待ちしています。」

真剣な目で、熱く語る佐野さんの姿が印象的でした。
多くの人の愛がつないだ劇場版『地下鉄に乗るっ』は京都シネマにて、12月23日(土)から公開です。
12月26日(火)、29日(金)には声優さんによるトークショーが行われ、佐野さんが司会されるそうです。ぜひ、この機会に佐野さんの熱き思いに触れてください。
26日のトークショーはキャララボライターも取材に伺います。
ぜひ、劇場でお会いしましょう!
【INFO】
短編アニメ『地下鉄に乗るっ』
<CAST / STAFF
>
声の出演 : 長谷川奈々 / 塚田悠衣 / 谷掛未森 / 大久保照子 / 竹村かな

企画 ・ 制作 : 魚雷映蔵 / 監修 : GK 京都 / キャラクターデザイン : 賀茂川
/ 主題歌 : 大木ハルミ
協力 : 京都市交通局
<期間>
2017年12月23日(土) ~ 2018年1月5日(金)

※12月31日、1月1日は休館日
<プログラム>
12月23日(土)~29日(金) 21:15~

12月30日(土)、1月2日(火)~1月5日(金) 20:30~
<会場>
京都シネマ

〒600-8411 京都市下京区四条烏丸下る西側 COCON烏丸3F
※京都市営地下鉄 烏丸線「四条駅」2番出口 四条烏丸西 直結
<上映分数>12分
<料金>500円
<予約>劇場にて当日予約のみ
<主催>株式会社魚雷映蔵 協力:京都市交通局、京都シネマ

<記念品プレゼント>
記念品 プレゼント

下記の対象期間中、チケットを購入の際に当日御利用の「市営地下鉄1dayフリーチケット」を提示していただいた方に記念品をプレゼント致します。
※ お一人様1枚限り ※ 各日先着30名様(なくなり次第終了)
詳しくは以下の公式ホームページまで。

公式ホームページ:http://gyorai.net/cinema/

※本ページ掲載内容は2017年12月22日時点での情報によるものです。

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