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『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は、ブシロードとネルケプランニングによる共同プロジェクト。コミカライズ（月刊ブシロード2月号および電撃G’sコミック3月号より連載開始）やTVアニメ化も決定しているメディアミックス作品です。2017年9月に上演された初演が好評を博し、今回の再演に至りました。

同舞台の特徴のひとつが、キャストの起用法です。主要キャラクターである名門音楽学校の舞台少女たち9人は、W主演の愛城華恋（キャスト：小山百代さん）や神楽ひかり（キャスト：三森すずこさん）を筆頭に、舞台とアニメのキャラクターを同じキャストが担当するという試みを実現。「二層展開式少女歌劇」というキャッチフレーズにふさわしい新感覚エンターテイメントとなっています。

また、同舞台はミュージカル＆ライブの2本立てとなっており、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の“原作”と位置づけられています。マンガやアニメなどの原作があっての舞台……という流れが一般的な2.5次元ミュージカルの中では、新しい作品展開、キャラクター展開と言えるでしょう。今回の公演にも多数のメディアが詰めかけ、注目度の高さがうかがえました。

再演にあたって、愛城華恋役の小山百代さんは「ついに再演の幕が上がります。歌、ダンス、お芝居、殺陣、ライブ、ギュギュッとたくさんのことを詰め込んだスタァライト。見どころ盛りだくさんで瞬き厳禁です！　初演よりもグンと距離も縮まり団結力も深まった九九組のキラめきを、思う存分受け取っていただけると嬉しいです! 再演も劇場の皆さんを、ライブ・ビューイングでは映画館の皆さんを、スタァライトしちゃいます!!」とコメント。

神楽ひかりを演じる三森すずこさんは「いよいよ再演の幕が開くということで、初演のときよりもさらにパワーアップしたものをお見せできるようにと、一味違う緊張感に包まれています。今回はライブ・ビューイングもあり、よりたくさんの方に観劇していただけるので、少しでも多くの方に興味を持っていただけるようがんばります！」と意気込みを語っています。

1部のミュージカルは、幼き日の華恋とひかりのエピソードから始まります。彼女たちは、世界中から脚光を浴びる歌とダンスの舞台「スタァライト」に憧れ、いつかその舞台に立とうと固く約束します。そして時は流れ、約束を胸に名門音楽学校でレッスンに励む華恋は、イギリスの名門校から転校してきたひかりと再会。しかし、ひかりの登場に合わせて不可思議なオーディションが始まり、トップスタァの座をかけて舞台少女たちが謎のレヴューバトルに臨みます。

スタァを目指す舞台少女は、華恋とひかりに加え、天堂真矢（キャスト：富田麻帆さん）、星見純那（キャスト：佐藤日向さん）、露崎まひる（キャスト：岩田陽葵さん）、大場なな（キャスト：小泉萌香さん）、西條クロディーヌ（キャスト：相羽あいなさん）、石動双葉（キャスト：生田輝さん）、花柳香子（キャスト：伊藤彩沙さん）の9人。トップスタァになりたいと願う者、突然のオーディションに違和感をおぼえる者。彼女たちのさまざまな思いが交錯する中でトップスタァの座をかけバトルロイヤルが繰り広げられます。

舞台上では、そんなスタァライト九九組のメンバーたちに扮するキャストが、所狭しと動き回り、殺陣をふんだんに交えて戦います。ストーリーは分かりやすく、予備知識のない方でも十分に楽しめる内容になっています。また、スピーディな展開に時間の流れも早く感じられます。ミュージカルパートや衣裳の早着替えにも注目です。

約30分の2部は、キャストがライブパフォーマンスを披露。昨年9月にリリースされた1stシングル「Star Divine」など、代表曲を熱唱しました。客席からは、観客がペンライトを振って、彼女たちのパフォーマンスに応えました。