映画史上の悪の権化

映画史上の悪の権化
Tokyo_Watanabe

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レポート

映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するシスの暗黒卿。
『エピソード4/新たなる希望』、『エピソード5/帝国の逆襲』、『エピソード6/ジェダイの復讐』のはじめに製作されたシリーズ3部作の悪役であり、全てのシリーズ作品を通しての主要キャラクターのひとり。 残忍さ、冷酷さ、強大な権力、『エピソード5』で分かったルーク・スカイウォーカーとの衝撃的な関係で多くのファンを持つ。その人気は映画史上最も人気のある悪役のひとりと言ってもいいだろう。

銀河帝国の皇帝パルパティーンの右腕であり、その正体はクローン大戦で大活躍したジェダイ騎士アナキン・スカイウォーカー。つまりルーク・スカイウォーカーおよびレイア・オーガナの父親である。主人公の敵が父親であり、主人公とヒロインの関係が双子であるという神話性が『スター・ウォーズ』シリーズの魅力の1つである。

史上最強のジェダイ騎士だったがジェダイ騎士のみが持てる能力のフォースのダークサイドに堕ちたことでオビ・ワンに敗れて手足を失うことになる(フォースとは『スター・ウォーズ』シリーズに登場するエネルギー体で修行して身につけることで超常的な能力を使うことが出来る)。『エピソード2』で右手、『エピソード3』で全身に大やけどを負って呼吸器系を損傷したうえに左手と両脚を失う。 そのため全身の大半がサイボーグ化されていて特徴的な全て黒のマスクとスーツとマントで覆われている。 何かしらの器具を通して呼吸しているために絶えず呼吸音を発し、機械のような抑揚のない音声で話す。

名前の由来

「ダーズ(Darth)」は「シスの暗黒卿(Dark Lord of the Sith)」の”Dark”と”Sith”を組み合わせたと言われる。
「ベイダー(Vader)」はオランダ語の父親の意味の”vader”が由来と言われている。

ジョージ・ルーカスは「'Darth'は「Dark」のヴァリエーションであり、 ”Vader”は「Father」のヴァリエーションであるから基本的には「Dark Father」 の意味だ」と言っているが、”Dark”+”Death”+”Father”が由来との説もある。つまり主に2つの説があるのだがファンがこうやって深読みできるのも『スター・ウォーズ』シリーズの魅力である。

マスクのインスピレーションは戦国武将の鎧兜

『スター・ウォーズ』シリーズは日本の文化、特に時代劇や武道に影響を受けているがダース・ベイダーのマスクのインスピレーションは戦国武将の鎧兜である。「エピソード4」の公開時から、その噂はあったが後に公式に発表された。

1997年にアメリカで発売された『Star Wars: The Magic of Myth』という『スター・ウォーズ』シリーズに登場する人物の衣装、メカニック、武器、シーンなどのインスピレーションに使われた事象を紹介している本にダース・ベイダーのマスクのインスピレーションとして独眼竜で知られる伊達政宗の黒漆五枚胴具足の兜部分の写真が紹介されている。該当の鎧は仙台市博物館に現在、所蔵されている。
【INFO】
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
4月28日MovieNEX発売、デジタル配信中
©2017 & TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
MovieNEX発売中、デジタル配信中
©2016 & TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

『スター・ウォーズ エピソード1~6』
©Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

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