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【取材レポ】「新海誠展」待望の関西初上陸!大ヒット作『君の名は。』はじめ作品の魅力に迫る展示は見どころたっぷり

ライター: アイデアスケッチ
 ※最新の情報と異なる場合があります

美しく情緒的な『言の葉の庭』の魅力にどっぷりハマる

▲タカオデザインの靴

愛に至る以前の孤独「孤悲(こい)」というテーマを、靴職人を目指す高校生・タカオと歩き方を忘れた女性・ユキノの恋を通して描き出した『言の葉の庭』は、2013年5月に劇場公開された新海誠監督5作目のアニメーション作品です。

エリアに入るとすぐ、新海監督による「マーケティングについて」と「この作品について思うこと」というふたつの趣意書、当作品の企画書(もちろん新海監督の手によるもの)が展示されています。この作品がいかにして生まれたかを知ることができる貴重な資料です。

設定画のコーナーには、登場キャラクターの身長対比表やタカオとユキノのキャラクター設定、そして、当作品を象徴するモカシン(靴)や傘などが描かれています。

エリアの終盤には、作画資料として実際に作られた「タカオデザインの靴」がユキノとの逢瀬を交わす木のベンチとともに展示されています。まるでシンデレラの靴のように美しく輝いて見えました。

『君の名は。』の大ヒットの秘密がここに!

続いてご紹介するのは、2016年8月に公開され、空前の大ヒットをおさめた映画『君の名は。』の展示エリアです。

展示されている企画書から、元々は『「夢と知りせば(仮)」男女とりかえばや物語』という仮タイトルが付けられていたことがわかります。描かれているイラストもどこか和テイスト。違いを見比べてみると面白いですよ!

主人公・瀧が住む東京とヒロイン・宮水三葉が住む飛騨の糸守町を対比したイメージボード、当作品を象徴するシーンの絵コンテ、登場キャラクターの設定画など、ひときわ多くの展示が展開されています。

当作品の重要アイテム「組紐」や三葉が舞う巫女舞のシーンのために取材したという歌舞伎役者・中村壱太郎さんの創作舞の映像も非常に興味深い展示です。

ここでご紹介した3作品の展示以外にも、たくさんの資料や原画が目白押しです。ぜひ十分な時間をとって、展示の隅々までご覧になってください。

当展の最後を締めくくるのは、展示されている6作をまとめたクロージングムービーです。
新海監督の作品には誰もが感じたことのある恋愛における理想と現実のギャップや葛藤があり、その当時の思いがまさに五感を刺激し、心を震わせます。涙を浮かべながら映像に見入る人の姿もあり、改めて新海作品のすばらしさを感じることができました。

Information

【INFO】
新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで

会期:2018年3月14日(水)~4月2日(月)
会場:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
日〜木曜日:午前10時〜午後8時
金・土曜日:午前10時〜午後9時
入場料(税込):当日1,000円 小学生以下無料
※閉場30分前までにご入場ください
※催し最終日は午後6時閉場
※小学生以下の入場は保護者の同伴が必要です
※阪急阪神お得意様カード、各種ペルソナカード、エメラルドSTACIAカードのご呈示で、ご本人様に限り、入場料から100円割引
※障がい者手帳(身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳、被爆者保健手帳)をご呈示の方、及びその介添えのために同伴者1名様まで無料

★ローソンチケットで当日券も発売中!
当日券(税込)1,000円
音声ガイド付入場券(税込)1,500円
◎ プレイガイド情報
ローソンチケット(0570)084-005(Lコード:51100)
http://l-tike.com/event/shinkaimakoto-ten/

阪神プレイガイド(阪神梅田駅、阪神神戸三宮駅):店頭販売のみ
※都合により、イベントの内容が変更になる場合がございます。

※本ページ掲載内容は2018年3月21日時点での情報によるものです。

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