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今回ステージで制作発表が行われた「SSSS.GRIDMAN」は1993年に放送された全39話の特撮ヒーロー作品「電光超人グリッドマン」を原作にした完全新作TVアニメーション作品になります。
監督を担当する雨宮哲氏は、2015年の「日本アニメ（ーター）見本市」で公開された『電光超人グリッドマン boys invent great hero』を制作し、多方面に大きな衝撃を与えました。特撮ヒーロー作品を下敷きとしながら、アニメーションとして、新しい表現を盛り込み、グリッドマンファン、特撮ファン、アニメファンのから高い評価を受けていましたが、あくまでも短編アニメーションということで、正式な作品化を望む声も大きく上がっていたのです。

そういった要望を受けて、今回待望のTVアニメ化が発表されました。監督の雨宮哲氏はエヴァンゲリヲンなどで知られるTRIGGER所属のアニメクリエイターであり、ケレン味のある作画や演出などがアニメファンから高い評判を得ています。
ステージ上では「SSSS.GRIDMAN」のティザービジュアルが公開。前回の短編アニメーションは特撮作品のデザインを忠実に再現しながら、雨宮氏が独自の解釈によるアクションを加えた作品となっていましたが、「SSSS.GRIDMAN」はデザインから一新。2018年、21世紀のグリッドマンとしてまさに「新生グリッドマン」と呼べるような作品になることが期待されています。
スタッフはグリッドマンデザインを最近のウルトラマン作品のデザインを手がけている円谷プロダクションの後藤正行氏が担当。脚本もウルトラマンシリーズを多数担当する長谷川圭一氏と、特撮ファンにも嬉しい陣容となっています。
もちろんTRIGGER制作ということで、アニメファンにとっても見逃せない作品になることは間違いないでしょう。

『SSSS.GRIDMAN』作品概要
放送予定：2018年秋
監督：雨宮哲
グリッドマンデザイン：後藤正行（円谷プロ）
脚本：長谷川圭一
アニメーション制作：TRIGGER

■『SSSS.GRIDMAN』のティザービジュアル（画像）

ステージでは電光超人グリッドマン ブルーレイボックスの発売に合わせて、本編監督の村石宏實氏、そして主演、翔直人を演じた元俳優の小尾昌也さんも登壇し、当時の思い出を振り返ってのトークショーも開催されました。
村石監督は当時を思い出し、「インターネットなどが一般的でない時代だからこそ作れた作品」とグリッドマンという作品を評価。また第34話「ボディガード弁慶参上!」の制作秘話なども披露していました。

小尾昌也さんは「学校に通いながらの撮影だったので、非常に大変だったけれども、実は自分は変身すると出番が無くなるので、他の二人の主演俳優に比べると楽だった」など今だからこそいえる裏話を公開し、会場を沸かせました。

■アニメの監督を担当する雨宮哲氏（右）と本編のメイン監督を担当した村石宏實氏（左）村石氏は電人ザボーガーなどから特撮に携わっている大ベテラン（画像左）
■主人公翔直人を演じた小尾昌也さん。表舞台に出るのは十数年ぶりだったということ。グリッドマンとグリッドビームの決めポーズ！（画像右）