あれもドラ、これもドラ?個性豊かなアーティストが織りなす THE ドラえもん展 TOKYO 2017

あれもドラ、これもドラ?個性豊かなアーティストが織りなす THE ドラえもん展 TOKYO 2017
Tokyo_Ishino

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レポート

日本が世界に誇るコンテンツのひとつとも言える、藤子・F・不二雄先生の作品『ドラえもん』。
1970年にマンガ連載が開始、1979年にはテレビ朝日で2度目のアニメ化がされ(※1973年に日本テレビで一度アニメ化されています)、今なおその人気は非常に高く、二世代、そして三世代に愛されるキャラクターとして、もはや日本人の「一般教養」とも言える作品になっています。
それだけに一人ひとり違ったドラえもん像を持っているかもしれません。
そこで個性あふれる28組のアーティストが、それぞれ思い思いのドラえもんを自分なりに表現したのが、この「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」。
2018年1月8日まで、六本木ヒルズ森タワー52Fの森アーツセンターギャラリーで絶賛開催中です。

現代アートの第一人者、村上隆氏による圧倒的なサイズのメインビジュアル

会場に入るとまずを引くのは、壁面一面を飾った大パノラマの作品でしょう。
この作品『あんなこといいな 出来たらいいな』を手掛けたのは、海外でも現代アートの第一人者として高い知名度を誇る村上隆氏です。
3×6メートルという巨大なキャンパスは、村上氏の代表作である「お花」のデザインとともに、ドラえもんの原作漫画から抜粋した名シーンが各所にあしらわれています。
そしてドラえもんやのび太、しずかちゃんといったキャラクターだけではなく、藤子・F・不二雄先生の姿もあります。
あえて原作のイラストのテイストをそのままに再現したこの大パノラマのイラストは、見る人それぞれのドラえもんの名シーンを想起させてくれるものになっています。
親子やカップルでこのイラストを見ながら「このシーン好き」「ここはワクワクした」など、ドラえもんの思い出を語りあっても楽しいでしょうね。
■『あんなこといいな 出来たらいいな』 作:村上隆

映像作品や立体作品による表現にも注目

会場を進んでいくと、様々なアーティストが思い思いの形でドラえもんとその仲間たちの姿を絵画、立体、映像などの表現で描き出しています。
1970年代以降に生まれた「子供の頃からドラえもんと一緒に成長してきた世代」だけではなく、1950年代生まれのドラえもんを大人になって知った世代のアーティストの作品もあり、それぞれ子供としてドラえもんを見てきたのか、大人の視点で見てきたのかといった、アーティストのバックボーンを想像しながら作品を見てみるのも面白いでしょう。
1958年生まれの漫画家・しりあがり寿さんによる作品は、短編アニメ『万事解決!劣化防止スプレーの巻』。
これは大人の視点でドラえもんを見てきたしりあがりさんならではの、大人の夢を叶えてくれるひみつ道具をもりこんだという「アニメーション」ならぬ「ゆるめ~しょん」になっています。
1970年生まれの増田セバスチャンさんが作り上げた作品は、同氏が得意とするテイスト「KAWAII」を盛り込んだ高さ2.6メートルの巨大なドラえもんのぬいぐるみになっています。
ピンク色という、いつも見慣れたカラーとは異なる色彩で表された巨大なドラえもんのぬいぐるみの迫力は圧倒的!
ディテールも細かく、色々な思いが込められた現実と空想をリンクさせた「すこし、ふしぎ」なドラえもんの世界観を現しているのではないでしょうか。
■『万事解決! 劣化防止スプレーの巻』 作:しりあがり寿
■『さいごのウエポン』 作:増田セバスチャン
【INFO】
■公式サイト:http://thedoraemontentokyo2017.jp/
※グッズは数量限定のため、完売している場合があります。予めご了承ください。
■会場
【開催期間】開催中~2018年1月8日(月・祝)
【場所】森アーツセンターギャラリー
 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
【開館時間】10:00~20:00(火曜日は17:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
※本ページ掲載内容は2017年11月24日時点での情報によるものです。

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