歴史上の人物をモチーフにしたキャラクターは、歴史物だけに関わらず、ゲームやアニメなどのさまざまな作品に多数登場します。しかし、その人物像は作品によって多種多様。歴史上の性格に沿っていたり、まったく違ったキャラになっていたり、時には性別を転換していたり……。そんな歴史上の人物たちを毎回ひとりずつ取り上げ、作品別に比較していきます。
記念すべき第1回目に取り上げるのは、誰もが知っている戦国武将の「織田信長」です!
力強く引っ張ってくれる「オレ様」なところが素敵!
■織田信長のPROFILE
名前:織田信長(おだのぶなが)
生没年:1534年5月12日〜1582年6月2日 ※諸説あり
出身地:尾張国(愛知県)
経歴:
信長は群雄割拠の戦国時代を統一すべく邁進した戦国武将。幼い頃はかなりのやんちゃもので、大バカ者を意味する「大うつけ」と呼ばれるほどだったが、駿河国(静岡県)を治める武将・今川義元を桶狭間で討ち取ると、その勢いのまま領地を広げていった。しかし、天下統一目前で、本能寺にて部下の明智光秀の謀反に遭い、討たれてしまう。
覇王とも呼ばれる信長は、天下統一を目指して邁進する姿から、ゴーイングマイウェイで苛烈な「オレ様」になっていることが多いように感じます。そこで、今回は史実の信長の「オレ様度」を星3つとし、ピックアップしている作品に登場する信長の「オレ様度」を5段階評価でチェックしていきます!
©2009 Nagoya Omotenashi Busho-Tai Secretariat
■作品名:名古屋おもてなし武将隊
オレ様度:★★☆☆☆
【情に厚いオレ様】
「名古屋おもてなし武将隊」は、信長の出身地である愛知県に建つ名古屋城を中心に、寸劇や甲冑ダンスなどを行う「おもてなし演武」や、記念撮影などを行うグループ。名古屋にゆかりのある武将6名(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・前田利家・加藤清正・前田慶次)と陣笠隊4名で構成され、名古屋の魅力を全国に発信しています。
そんな「名古屋おもてなし武将隊」の信長は、全国の武士を統括する戦国のリーダーで、自らを第六天魔王の化身と名乗っています。しかし、その性格は情に厚くてよく笑う、心優しい漢とのこと。現代に蘇った信長のオレ様要素は、意外と薄いのかも?
■作品名:戦国BASARA
オレ様度:★★★★★
【魔王的オレ様】
カプコンから販売されている『戦国BASARA』は、ド派手なアクションを繰り広げる武将を操作し、敵将の撃破を目指す戦国アクションゲーム。『戦国BASARA』の魅力は、本当に戦国武将かと思うほど、ぶっ飛んだビジュアルです。
そんな『戦国BASARA』の信長は、シリーズを通してラスボス的なポジションに徹しています。トゲの突いた西洋風の鎧に身を包み、深紅のマントをなびかせたキャラクタービジュアルは、英雄ではなく悪魔のよう。また、高圧的な態度で完膚なきまでに敵を叩きのめす、残酷で無慈悲な性格は、まさに魔王! 文句なしの5つ星です。
【INFO】
■名古屋おもてなし武将隊公式ウェブサイト:http://busho-tai.jp/
■CAPCOM:戦国BASARAシリーズ公式サイト:http://www.capcom.co.jp/game/basara/
■イケメン戦国 時をかける恋 ~総合公式サイト~:http://ikemen.cybird.ne.jp/of/title/sengoku/original/
■「織田信奈の野望 全国版」作品公式サイト:http://www.fujimishobo.co.jp/sp/201507odanobuna/