キャララボ

次に壇上では、『Fate/Grand Order Arcade』のゲーム機を初公開。塩川氏と伊神氏の手によって赤いベールを取られると、中から白く輝く幻想的なゲーム機が現れました。

同ゲーム機は、本作専用に開発されており、コントロールパネルのデザインは『Fate/Grand Order』をモチーフにしています。移動などの操作をするレバーと宝具を発動する「宝具ボタン」、攻撃を切り出す「アタックボタン」の2つのボタンを設置。また、機体の右下部には召喚したリアルカードの取出口が搭載されています。画面はタッチパネルになっており、戦闘中にはコマンドカードを選択するなど各種操作を行えます。

川澄は「初めて見た時、色の綺麗さ、この感じは本当にFGOを表現している。ゲームセンターにあったらとても目立つと思う」と興奮ぎみ。塩川氏は「一発見ただけでFGOらしくしたいという思いと、でもこれはFGOそのままではない、という点をどうやって両立するか。そこにこだわりました。FGOらしさは、上で輝いている青い光帯。『FGOだな』と思って頂きつつ、全体はコンセプトアートに合わせて白い高級感のある見た目になっています」と説明しました。

実機プレイの準備中には、本作のプロモーションムービー第2弾も公開（すでにネット上にて公開中）。サーヴァントたちが躍動する同映像を見た川澄が「アルトリアの小ささとかレオニダスが大きいとか、体のサイズが分かる。華奢さも出ているし、剣の表現もカッコいい。Fateの元々のファンの方も嬉しいんじゃないのかな」と話すと、伊神氏は「原作ファンの皆さんが、一番Fateの顔として認識しているキャラクター。印象を大事にしつつ3Dにするということで、眉や前髪が透ける表現やインビジブル・エア（風王結界）にこだわって作っています」と語りました。

伊神氏が注目したキャラクターは、レオニダス一世。「鍛え抜かれた筋肉。重厚感のある金属の表現。絵画風に表現されているセイントグラフのデザインそのままに3DCGで再現すべく開発しました。『レオニダス、こんなにカッコよかったんだ』とあらためて気づく部分があるかなと思います」と期待感を見せ、「ゲーム中で色んな動きをすると印象が変わってきます。レオニダスは特に、開発チームでも、動きをつけたら見直されました」と明かしています。

今回実施するロケテストでは、ネットワークを通じて出会った3名でチームを結成し、3対3のバトルを展開します。コマンドカードの選択や宝具発動アクションなど、『Fate/Grand Order』の世界観そのままにプレイを楽しめます。

お披露目会では、川澄が実機をプレイすることに。プレイ前には、塩川氏がやや緊張の様子。「以前インタビューでも答えたんですけど、開発チームの皆さんには『アーケードに慣れていない川澄綾子さんが楽しく遊べるゲームにしよう』ということをよく言ってます」と明かしました。

川澄は1回目のプレイでアルトリア・ペンドラゴンを、2回目のプレイでレオニダス一世を先頭のキャラクターにチョイスしてプレイ。いずれも宝具を駆使しながら、見事に勝利しました！2回目の戦闘では「レオニダス扱ったことない」と不安げでしたが、敵のアルトリア・ペンドラゴンも撃破していました。

プレイ後に川澄は「私でもできました。簡単でした」とニッコリ。「スゴく爽快感もありますし、語弊があると嫌なんですけど、ボタンを押してるだけでガードも攻撃もできます。“やってる感”があります」と感想を述べました。

川澄のプレイを見届けてホッとした表情の塩川氏は、普段はスマートフォンのゲームを中心に遊んでいる方でも楽しめるようにできるだけボタンを減らしたと話し、プレイ時にプレイヤーが見やすいアングルに自動調整される点については「こういう3Dのアクションゲームでは、カメラを自分に操作するゲームが多いです。『どうしようかな』と議論したところで、導入したほうが自由度は上がるんですけど、難しくなってしまう。一個でもボタンを減らせるようにこだわりました」と補足しました。盛況のうちにステージイベントの幕を閉じました。

また今回のロケテストに合わせて、秋葉原では「セガコラボカフェ Fate/Grand Order」も実施中！ 1月21日までの期間限定店なので、気になる方は年末年始に足を運んでみてはいかが？