まるで絵画のような美しい原画たち
みっつめのエリアは「Bitter sweet Jackie(ジャッキーのきもち)」と題して、東日本大震災直後の2012年に刊行された『ジャッキーのゆめ』と『ジャッキーのクリスマス』の原画が展示してあります。
作者のおふたりの東日本大震災を受けての思いもつづられていました。
カラフルだけど、優しく温かい、すばらしい原画たちです。
ぜひ、生でご覧いただきたいです。涙が出そうになりました。
それぞれのラフスケッチも展示されており、原画と見比べるとより楽しむことができます。
このエリアには、『ジャッキーのしんゆう』(2013年刊)と『ジャッキーつきへいく』(2015年刊)の原画もあります。
今回、案内していただいた担当者さんいわく、『ジャッキーのしんゆう』のジャッキーとチャッキーが寄り添う原画は必見とのことですよ!
これは、グッとくるものがありました。
「くまのがっこう」の魅力のひとつは、大人でも十分楽しめる秀逸なストーリーです。誰にも通ずる普遍的なテーマをしっかり描き、心に大切なものを残してくれるのです。親子で読めばなおさら、大切な時間になりますね。
このエリアの最後には、約5分間のスペシャルムービーが壁に映し出されていました。まるで、黒板に白いチョークで描かれたような動画作品です。「くまのがっこう」シリーズのさまざまな名シーンがよみがえります。
あだちさんが書き足した黒板は要チェック!
続いては、15周年を迎えた2017年1月に刊行された最新刊『ジャッキーのしあわせ』の原画展示です。これらは、「しあわせ」というテーマで描かれたものだそうです。「くまのがっこう」の“これまで”と “今”、そして、“これから”を感じることができる展示です。表情豊かな子うしの「ミルクちゃん」にも注目です。
ここでは、あいはらさんとあだちさんの創作風景映像(約6分)が公開されており、多くの人が足を止め、見入っていました。どのように作品と向き合い、どのように描かれているのかを知るきっかけとなります。
原画の展示としての最後は、マクドナルドのハッピーセットや、敷島製パン(Pasco)のスナックパンとのコラボとして描かれた原画たちです(写真上)。どの絵も色彩豊かで、優しくて、見とれてしまいます。
原画展示エリアを抜けると、撮影OKな場所がありました。
ここで必ず写真に収めておきたいのが、黒板に書かれた絵です(写真下)。これはあだちさんが、来場の際に描き足した絵だそうです。筆者が取材に行った次の日に最後の仕上げが行われたそうで、どのような絵になったのか、もし行った方がいれば教えてくださいね!
その横には大きなフォトスポットがあります。記念に撮影しましょう!
また、このエリアでは、シリーズ全巻を読むことができます。お時間ある方は、『くまのがっこう』の世界にじっくりひたってください。
その他にも、NHK Eテレのアニメ『がんばれ!ルルロロ』の映像や絵コンテ、アフレコ台本なども展示してあります。
そして、手芸作家さんが作ったコラボ作品も展示。どれも思わず欲しくなるようなすてきな作品です。
やはりジャッキーたちのかわいさは自宅へ持って帰りたいですね!
ということで、続いてはショップへと場所を移しましょう。
【INFO】
誕生15周年記念 くまのがっこう展
会期:2018年1月8日(月・祝)まで
日~木曜日 午前10時~午後8時
金・土曜日 午前10時~午後9時
*12月31日 (日) は午後6時まで
*2018年1月1日 (月・祝) は休業、 1月2日 (火) は午前9時30分~午後9時
*最終日は午後6時閉場
*閉場30分前までにご入場ください
*小学生以下のご入場は、保護者の同伴が必要です
場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8番7号
ホームページ:http://jackie-exhibition.jp” target="_blank">http://jackie-exhibition.jp
※本ページ掲載内容は2018年1月8日時点での情報によるものです。