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「カワイイ」のルーツが大集結!『Roots of Kawaii 内藤ルネ展~たくさんの愛と夢をこめて~』取材レポ

ライター: アイデアスケッチ
 ※最新の情報と異なる場合があります
「カワイイ」のルーツが大集結!『Roots of Kawaii 内藤ルネ展~たくさんの愛と夢をこめて~』取材レポ

「カワイイ(Kawaii)」は今や、世界共通の言葉。このカワイイ文化のルーツと言われるのが、マルチクリエイター・内藤ルネが描いたキャラクターたちです。

2017~2018年は、ルネの生誕85年、デビュ−65年、没後10年にあたります。
その節目の年を記念した展覧会『Roots of Kawaii 内藤ルネ展~たくさんの愛と夢をこめて~』が、大阪にある大丸梅田店15階の大丸ミュージアムで開催中です。

4つのエリアから構成される本展覧会の見どころをご紹介します!

スタイリッシュでカワイイ!「ルネガール」

最初のエリアは、ルネの名を世に知らしめた「ルネガール」に関する展示、題して「復活!ルネガール」です。

「ルネガール」とは、ルネによって描かれた茶髪or金髪、長いまつげ、大きな目が特徴のキュートな少女たち。1959年にファッション誌『ジュニアそれいゆ』の表紙に登場し、たちまちティーンの女性たちを中心に人気を博しました。
このスタイリッシュでかわいいイラストが50年以上も前の作品だなんて驚きです。

「ルネガール」は、日本人ばなれした容姿を持ちながら、どこか親しみやすさを兼ね備えています。理由のひとつは少女たちの目が正面を向いていないこと。そこが日本人女性ならではの奥ゆかしさを感じさせるのだとか。

先に進むと色あざやかな衣装を身にまとったルネマネキンたちが現れます(写真中)。衣装は、ルネのイラストをもとに文化学園の学生が作成したものです。立体化されるとおしゃれさが際立ちますよね。

同エリアには、『ジュニアそれいゆ』の貴重な原本、ルネが手掛けた単行本『こんにちは!マドモアゼル』、日記帳『ジュニアの日記』の復刻原画、ルネマネキンが多角的に展示してあります(写真下)。

取材当日の会場は平日ながらたくさんの人が訪れ、展示やイラストに見入っていました。

時代を超えて愛されるルネのデザイン

続いては「少女たちのカリスマに」と題した、ルネが携わった少女誌『少女』『少女ブック』『りぼん』『なかよし』等に関する展示エリアです。
ルネがデザインした雑誌付録の文具は、多感な少女たちの心を捉え、一大ブームを巻き起こしました。

このエリアには、1950~1970年ころに発売された雑誌の付録が一挙展示されています(写真下)。
今見てもまったく色褪せない、すてきなデザインですよね。

ボードにはルネの作品に対する想いだけでなく、当時の心境などの様々なメッセージも綴られており、より深いところまで作品について知ることができます。

熱心に展示を見ていた、81歳の女性にお話を伺うことができました。彼女はルネのイラストを見るたび、懐かしくて涙がでるそうです。

女性:ルネが描く女の子はどれも「首」が細くて長いでしょ。首がキレイな女性は、服も映えるし、オシャレに見えるのよ。若い子には、ルネのイラストを見て、ぜひ首を美しく保ってほしいわ。

そう笑顔で話す姿を見て、世代を超えて愛されるルネの魅力を改めて感じました。
ルネが描く少女たちの首の美しさにも注目ですね!

Information

【INFO】
Roots of Kawaii 内藤ルネ展~たくさんの愛と夢をこめて~
■会期
2018年1月10日(水)~21日(日)会期中無休
■会場
大丸ミュージアム〈梅田〉大丸梅田店15階
■入場時間
午前10時~午後7時30分(午後8時閉場)
※最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)
■入場料<税込>
一般800円(600円)高大生600円(400円)
※中学生以下無料
※( )内は前売およびご優待料金です。10名様以上の団体、大丸・松坂屋のクレジットカード、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員証をお持ちの方。前売券発売開始日:12月1日(金)~
セブンチケット(セブンイレブン店頭)、ローソンチケットLコード:55596
※障がい者手帳(身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳)、特定疾患医療受給者証をご提示の方、およびその介添えのための同伴者1名様までご入場いただけます。

※2018年5月現在の情報です。

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