平昌オリンピックの興奮冷めやらぬ2月28日、品川区の豊葉の杜学園で東京2020大会マスコット小学生投票結果発表会が行われました。
世界初!小学生が選んだオリパラマスコット
昨年12月、東京2020マスコット審査会のメンバーは2042案の応募から、3案6体のマスコットを選出。そのマスコットの中から、全国の小学生の投票によって東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会のマスコットが選ばれたのです。そして2月28日、投票結果が品川区の豊葉の杜学園の小学生、561名の前で発表されました。
会場となった豊葉の杜学園のアリーナには、日本のみならず海外のメディアも多く取材に来ており、集まった小学生たちは、はじめは緊張している様子。
ところが先生たちが掛け声をかけると「イェーイ!」と、小学生らしい声と共にマスコットの描かれたうちわをいっせいに振ってくれました。
マスコットの投票に参加したのは16,769校の小学生。2017年 12月11日から 2018年2月22日まで、日本全国の小学校、特別支援学校、海外の日本人学校やフリースクールなどを含む16,769校の小学生が、学級ごとの意見をまとめて、1票として投票しました。応募総数は、205,755。これは日本中の小学校の8割近い数で、これだけの小学校の意見を、この期間でまとめられたというのは、日本の教育ネットワークの素晴らしいところだと、マスコット審査会のメンバーで慶應義塾大学院教授の夏野剛さんはおっしゃっていました。
ついに結果発表!
まず登壇したのは東京2020組織委員会会長の森喜朗元総理。
会場に集まった小学生に向かって、「日本で初めて、世界で初めて小学生がオリンピック、パラリンピックのマスコットを選ぶんだよ! 凄いんだよみんな! 大変なことをしでかしたんだ!」と語り、小学生たちはまた緊張してしまったようでした。
また、森会長は、「15分ぐらい前に、どのマスコットが選ばれたのかスタッフが僕に伝えようとしたんだけど、僕は知りたくないと言ったんだ。みんなと一緒に『えーっ!』といいたい!」とおっしゃいました。
そしていよいよマスコットの投票数の発表。
マスコット審査会座長で文化庁長官の宮田亮平さん、マスコット審査会副座長でファッション・ジャーナリストの生駒芳子さん、マスコット審査会メンバーで、タレントの中川翔子さんと、それぞれのマスコットを応援した豊葉の杜学園の小学生が登壇しました。
結果はアが109,141票、イが61,423票、ウが35,291票!
全ての投票数が開示されると、わーっ!という歓声とえーっ!という声が入り混じりった大きな声が上がりました。
この結果について、登壇してアのマスコットを応援していた小学生は「お気に入りのポイントは、見た目は近未来的なんだけど、青のマスコットが市松模様と、ピンクのマスコットが桜と、統一感があり、日本の伝統を表しているところです。」と堂々と発表。
他のマスコットを応援していた小学生は、「選ばれたマスコットとオリンピックパラリンピックを盛り上げていきたい。」と語りました。
■東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のマスコットサイト:
https://tokyo2020.jp/jp/special/mascot/
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