一方で、プリキュアになることへの葛藤や、
家族や友だちとの関係、様々な”憧れ”の気持ちの中から生まれる、
等身大の女の子のセリフをていねいに拾いあげた本でもあります。
主人公の声優、本名陽子さんとゆかなさんの巻末インタビューでは、
第8話がふたりが一歩踏み出すための話だと語り、
「主人公のふたりが名字から名前で呼び合うようになるのに
2ヵ月かけるって、あんまりないですよね」と、
物語制作の緻密さを細かく伝えています。
「凛々しく、自分の足で立つこと」
プリキュアの初代プロデューサーの鷲尾 天さんは、
プリキュアへ、この思いを託しました。このコンセプトがずっと引き継がれて、
15年続く女児ものシリーズになっていきました。
編集の途中でゲラを読んでくれた10代から50代の女性が、
それぞれに、この名言集から好きな言葉、
気になる言葉について語り出すということもありました。
プリキュアファンならずとも、すべての女性(男性も)の
背中を押してくれる本になったと自負しています。
社会でがんばる大人たちに向けた、初めてのプリキュア名言集を、
どうぞ手にとって開いてみてください。
「そこにはきっとあなたの不安に寄り添うひとことがあります。」
(鷲尾 天プロデューサー「はじめに」より)
[編集担当・奈良部]
Information
【INFO】
ふたりはプリキュア名言集「私たちはぜったい負けない」
128ページ
定価:1200円(本体)
7月14日発売予定
※本ページ掲載内容は2018年7月6日時点での情報によるものです。