キャララボ

多様性を認める社会に注目され始めた現代。いつしか動物たちの間でも今までとは違う生き方を選択する動物たちが現れた。そんなあにまるたちの種族はいつしか「ぼさにまる」と呼ばれるようになった。人間社会の中に適応し一緒に働いたり、生活をするようになる。男女雇用機会均等法などに続きどうぶつたちも平等に均等に労働などの機会が与えられる「人間ぼさにまる雇用機会均等法」が制定される時代になる。
そして彼らのモットーはありのままの自分、ぼさぼさのときがあったっていい、そんな自分を受け入れて行こうという考え方。周りと違うことを恐れ自己肯定感の低い人が増えている昨今、ぼさにまるたちに影響を受ける人も出てくるかもしれない――がコンセプト。
ほかのどうぶつたちの中に混ざっていて一見気づかない。栄養状態やストレスで毛艶や抜け毛に悩まされることもある。ふとした瞬間に動物の本来の習性が出てしまうこともある――という設定も。

制作背景

ダイバーシティに関する理解が動物たちのあいだでも進み、人間社会に適応して、一緒に働いたり、生活をするようになったら面白い世の中になるのでは？と発案したことから生まれた「ぼさにまる」。
デザイナーのＡｍｙさん（サンリオ社員）が、会社のイントラネットで、ある社員のパートナーとして働くことになった盲導犬のお知らせを見た際に、「ワンちゃんが入社してきた！」と思い、多様性の叫ばれている今、そんな時代が来てもおかしくはないと考えたのが制作のきっかけとなりました。また、牧場から7 年も逃げ回った羊の毛がすごいことになっていたというニュースを見て、あの羊はきっと「ぼさにまる」だと思ったというエピソードもあります。

ぼさにまるたちが背中を押してくれる本

『ぼさにまる ぼさぼさだっていいじゃない！』では、ぼさにまるのコンセプトを小学生にとって身近なお悩みを通して描きました。「みんなといっしょじゃなきゃだめ？」「自分らしさって何？」「このもやもやは恋…？」など悩み迷う子どもたちの背中を、「ぼさにまる」たちが力強く、時にゆる～く押してくれる爽快ストーリーです。読むと肩の力が抜けて、今の自分がもっと好きになる、3つのお話を収録しています。
今後は、メディアミックス展開やグッズ化など、子どもから大人向けまで、多面的なアプローチを計画中。「ぼさにまる」の今後の展開に乞うご期待！

書籍の刊行を記念して、「ぼさにまる相談室」プレゼントキャンペーンの開催も！読者の悩みや、ぼさにまるに聞いてほしいことを、はがきに書いて送ると、抽選で10名に、ぼさにまるからのひとことアドバイスが入った応援コメントミニ色紙が当たります。