誰でも簡単に歌を歌わせることができるバーチャル・シンガーソフトウェアの初音ミク。
彼女から創り出されたアート作品は、音楽だけにとどまらずイラストや小説、ゲーム、舞台と世界中のクリエーターを世に送り出してきました。
今や世界の歌姫となった初音ミクが、2017年7月1日(土)~10月23日(月)兵庫県・宝塚市「手塚治虫記念館」にて、漫画の神様・手塚治虫とコラボレーションしています。
今回は、そのコラボ企画展「初音ミク×手塚治虫展-冨田勲が繋いだ世界-」についてご紹介していきます!
「初音ミク×手塚治虫」異色のコラボレーションが実現!
全く接点のなさそうな両者を巡り会わせたのは、企画展名に名前が入っている日本の作曲家・冨田 勲(とみた いさお)氏。
『ジャングル大帝』や『リボンの騎士』など、多くの手塚アニメの音楽を手がけていた冨田氏は、晩年初音ミクを使用した楽曲『イーハトーヴ交響曲』に力を注いでいました。
その公演で、『リボンの騎士』の主人公・サファイア姿の初音ミクを登場させたことがきっかけとなり、冨田氏生誕85周年と初音ミク誕生10周年という節目にこの特別なコラボが企画されました。
動き回るサファイア姿の初音ミクを見られるレア体験!
『火の鳥』の生命維持装置をモチーフとした展示を抜け、2階の企画展の中に入ると、約50センチの3Dコンピューターグラフィックス(CG)の初音ミクがお出迎えしてくれます。
くるくると動きながら『リボンの騎士』のオープニングテーマを歌っている映像は、コラボのきっかけとなった冨田氏の楽曲『イーハトーヴ交響曲』で実際に使用されたもの。
『イーハトーヴ交響曲』に続いて2度目の公開とのことで、動きまわるサファイア姿の初音ミクを至近距離で見るというレアな体験を堪能できます。
さらに進むと、等身大の初音ミクフィギュアや公式イラストのラフ、歴代のソフトパッケージなど初音ミクワールドが展開されており、初音ミクファンには堪らない空間となっています!