■茜さすセカイでキミと詠う■
【任務のため非情に徹する仕事人】
作品名:茜さすセカイでキミと詠う
真面目度:★★★★☆
ある日、突然異世界へ導かれた主人公。降り立ったのは太陽が昇らなくなり、茜色に染まった世界「日ノ許(ひのもと)」。歴史上の偉人と同じ名を持つツクヨミ男子たちとともに、茜さす世界に太陽を取り戻す旅がはじまる−−。『茜さすセカイでキミと詠う』はジークレストが送るパズルゲームアプリ。ツクヨミ男子たちを育てて敵を倒していきます。ツクヨミ男子と親密になると読むことができる「男子物語」では、男子たちとの甘いひとときが楽しめます。
『茜さすセカイでキミと詠う』の石田三成は戦国武将と同じ名を持つツクヨミ男子が集う「戦の国」に所属する青年。どんな役目も確実にこなす優秀な人物です。しかし、態度にこそ出ませんが仲間を大切に思っており、彼の口から出てくる毒舌は激励の裏返しです。目的のためには手段を選ばないことから、危険な匂いのする生真面目さんなので、真面目度は星4つ。
■セキガハラ■
【予知能力を持つハンサムガイ】
作品名:セキガハラ
真面目度:★★★☆☆
予測不能の戦国時代が幕を開ける−−。『セキガハラ』(長谷川哲也/リイド社)は、「思力」と呼ばれる超能力を持つ武将たちが、一騎当千のバトルを繰り広げる予測不能の戦国バトルマンガです。2013年4月から2016年8月にかけてコミックス全6巻が発売されました。
『セキガハラ』の三成は長いチョンマゲが特徴のハンサムガイで、予見の思力を持つ武将。暗殺された主君・秀吉の死の真相解明に乗り出し、黒幕の陰謀を打ち砕くため運命の戦い「関ヶ原」へと挑みます。史実では文官で荒事は苦手そうなイメージの三成ですが、この作品の三成はデコピン一つで人間を吹っ飛ばせる力の持ち主。合戦でも最前線で武将たちと豪快なバトルを繰り広げます。史実の三成と近い性格のため、真面目度は星3つ。
いかがでしたか? 武断派の武将から非常に嫌われていた一方で、大谷吉継や島左近などの信頼できる友人や部下がいたことから、やはり真面目、ツンデレ、毒舌など周囲から誤解を受けやすいキャラクターが多かったです。しかし、なんだか真面目の方向が明後日を向いているキャラもいましたね。
人間関係では主君の豊臣秀吉をはじめ、徳川家康、大谷吉継、島左近などとの関係が強調されていました。特に秀吉に対しての想いは時に重すぎる執着として描かれることも。三成は意外とストーカー気質なのかもしれません。
次回は三成と関ヶ原で戦い、天下を勝ち取った徳川家康をご紹介します。お楽しみに!
■新潮社『三成さんは京都を許さない』公式サイト: http://www.kurage-bunch.com/manga/mitsunarisan/
■CAPCOM『戦国BASARA』シリーズ公式サイト: http://www.capcom.co.jp/game/basara/
■ひこね街の駅「戦國丸」Twitterアカウント: https://mobile.twitter.com/3wa8majou?p=s