歴史上の人物をモチーフにしたキャラクターを紹介する「歴史キャラ徹底比較!」。第6回は長い長い我慢の末に江戸幕府を開き、戦国時代に幕を引いた「徳川家康」を取り上げます!
苦労の末に泰平の世をつかむ
▼徳川家康のプロフィール▼
1543年1月31日〜1616年6月1日
出生地:三河国(愛知県)
経歴:
徳川家康は、三河の国人・松平広忠の嫡男として生まれますが、幼少期から織田家や今川家などで人質生活を送っていました。桶狭間の戦いで今川義元が討たれると、今川家から独立し、織田信長と同盟を結びます。信長の死後、信長の子・信雄と組んで羽柴(豊臣)秀吉に対抗しますが、信雄が秀吉と和睦してしまったため家康もやむなく秀吉に臣従。秀吉の死後は、関ヶ原の戦いで石田三成を破り天下人へ名乗りをあげます。その後、征夷大将軍に就任し、約260年続く江戸時代の基礎を築きました。
幼い頃の人質生活や、信長・秀吉のもとで長い間天下取りの機会をうかがっていたことからガマン強い苦労人といった印象が強い家康。そんな彼から派生したキャラクターたちはどれくらいガマン強いのか、史実の家康のガマン度を星3として家康キャラたちを比べてみましょう。
■出世大名家康くん■
【ゆるキャラⓇ界の天下人】
作品名:出世大名家康くん
ガマン度:★★★★☆
静岡県浜松市はかつて徳川家康が拠点としていた町。町のシンボルとしてそびえる浜松城は、家康をはじめ城主となった大名がドンドン出世していったことから「出世城」と呼ばれています。この浜松市の市制100周年を記念して誕生したのが「出世大名家康くん」。浜松の魅力を伝えるため、全国各地へ出陣しています。
「出世大名家康くん」はかつて浜松を治めていた徳川家康公の生まれ変わりといわれています。浜松湖うなぎのちょんまげに、みかんの家紋とピアノの鍵盤柄の袴がトレードマークです。2015年に「ゆるキャラⓇグランプリ」でグランプリを獲得した家康くんですが、日本一へ至る道は苦難の道のりでした。2013年の「ゆるキャラⓇグランプリ」に出た家康くんは、グランプリを獲得できなければちょんまげを剃って「出家大名」になると宣言。途中までは1位を独走していたのですが、最後の最後に逆転され準グランプリ。宣言通り出家して市内で修行に励み、2年後に雪辱を果たしたのです。敗北を乗り越え、ついに天下を取った家康くんのガマン度は星4つです。
【INFO】
■CAPCOM『戦国BASARA』シリーズ公式サイト:http://www.capcom.co.jp/game/basara/
■DeNA『戦魂 -SENTAMA-』公式サイト:https://sen-tama.jp