キャララボ

作品名：幕末Rock超魂（ウルトラソウル）
志叶えた度：★★★★☆
　時は幕末、人々の幕府への忠誠心は薄れつつあった。危機感を抱いた幕府は、その昔、徳川家康が生み出した秘術 「天歌（ヘブンズソング）」で人々の心を支配するようになる。そんな幕府の行動に疑問を抱いた自由とロックを愛する坂本龍馬は、志を同じくする志士（ロッカー）とともに、幕府お抱えの「最高愛獲（トップアイドル）」新選組と対決する−−。『幕末Rock超魂（ウルトラソウル）』は2014年にマーベラスから発売されたコンシューマーゲームです。リズムゲームとアドベンチャーパートをクリアしながら物語を進めていきます。アニメや舞台などのメディアミックスもされており、2015年にはiOS/Android向けアプリ『幕末Rock 極魂』もリリースされています。
『幕末Rock超魂（ウルトラソウル）』の坂本龍馬は赤い長髪を結い上げた土佐弁の青年。「生きとし生けるものを愛している」と評されるほどの真っ直ぐな性格で、敵であっても長所を認めることができるおおらかさをもっています。「天歌（ヘブンズソング）」以外を認めない世の中に疑問を持ち、高杉晋作、桂小五郎とともに幕府と戦うことを決意。天性の歌の才能と熱い熱情（パッション）の持ち主ですが、担当楽器のギターの腕前はまだまだ未熟で日々練習に励んでいます。物語では最終的に泰平化の阻止できましたが、共闘関係を結べそうだった近藤勇を失ってしまい、全員を救うことはできなかったため志叶えた度は星4つです。

作品名：銀魂
志叶えた度：★★★★★
　江戸時代末期、地球は「天人（あまんと）」と呼ばれる宇宙人の襲来により、衰退の一途をたどっていた。江戸幕府は天人の傀儡政権（かいらいせいけん）と化し、町には天人が我が物顔で闊歩するようになった。そんな『銀魂』（空知英秋／集英社）は『週刊少年ジャンプ』で2004年から連載されているSF人情なんちゃって時代劇コメディーマンガ。天人との戦いである攘夷戦争（じょういせんそう）の生き残り、坂田銀時と仲間たちが繰り広げる笑いあり、涙ありの日常を描いています。コミックスは累計発行部数5100万部を超え、今年の8月には実写映画の第2弾も控えています。
　『銀魂』の坂本辰馬は、もじゃもじゃ頭と赤いコートが特徴の大男。性格は超ポジティブシンキングかつ天然ボケですが、目先の欲にとらわれない先見性をもち快援隊の仲間からはツッコミを入れられつつも信頼されています。かつては、主人公・銀時とともに攘夷戦争を戦った仲間でしたが、地上での戦いに見切りをつけ宇宙に進出して商売することを決意します。その決意通り、宇宙を股に掛ける貿易商となった辰馬。志叶えた度は文句なしの星5でしょう。