「若おかみは小学生!」が2018年9月21日に全国ロードショーとなります。今回、主人公の“おっこ”の声を演じるのは小林星蘭さん。監督は、スタジオジブリ作品で多くの作画監督を務めた高坂希太郎氏。このお二人に「若おかみは小学生!」の見どころや、登場人物のキャラクターについてお話しを伺ってきました!
小林星蘭さん × 高坂希太監督
―「若おかみは小学生!」は、お二人にとってどんな作品でしたか
高坂監督:実質12年ぶりかな、久しぶりの作品で。しかも前作(「茄子 アンダルシアの夏」、「茄子 スーツケースの渡り鳥」)の2作品は短編と中編だったので長編は初めてのチャレンジでした。
「(上映時間が)90分あればなんでもできるかな」と高をくくっていたのですが、実際は、出来上がったシナリオの段階で80ぺージ弱くらいあって。脚本の吉田玲子さんに、「これ90分で収まりますか?」と尋ねたところ「難しいですね」と言われまして…。それで多くのシーンを取捨選択してまとめて、セリフも切ったり足したりで、編集作業も当たり前ですが大変気を使いました。
小林星蘭さん(以下星蘭さん):私は小学生の時に学校の図書館で原作から読んでいて、大好きな作品でした。オーディションでこのお仕事が決まった時、自分が大好きな作品だからこれは全力で全身全霊をかけてやらなきゃという気持ちで取り組んだ、そんな作品です。
─制作・収録はどんな現場でしたか
高坂監督:映画もテレビシリーズと同じスタジオで音響監督さんも同じでした。アフレコはすでに星蘭さんがテレビシリーズで多くを経験されていたのでスムーズに行われました。とはいえ作画が間に合って無いとか、私自身の経験不足で迷惑をかけるやらで、かなり大変でした。
―星蘭さん、オーディションで「おっこ」を演じることが決まった時の気持ちを教えてください
星蘭さん:本当に大好きな作品だったので、オーディションで受かっているかどうか、決まるまで不安で緊張していて毎日ドキドキしていました。「受かったよ」って聞いた時はうれしくてその場で涙が出てきました。本当に自分が好きな作品でまさか主人公のおっこちゃんを演じられるなんて、なかなかないことなのですごく嬉しいです。
―実際におっこちゃんを演じてみてどうでしたか
星蘭さん:ナレーションは経験があったんですけど、声優の仕事は今まで数回くらいしかやったことがなかったので、そこから主演でやらせていただいたので最初はかなり緊張したし、分からないことだらけでした。自分とキャラクターとの距離感の掴み方が難しかったです。
例えば自分はマイクの前にいるけど、話しかける演技をしなきゃいけないとか。
自分はマイクの目の前でセリフを読んでいるので、遠くからしゃべっている感じを出すにはどうすればいいか考えながら演じました。あとは走っている時の呼吸とか、ドラマではなかなかやらないような細かい部分まで声で入れるのも新鮮というか。かなり難しい部分でもあったし、私の新しい自分への挑戦!そんな気持ちで演じました。
〈イントロダクション〉
原作は累計発行部数が300万部を超える講談社の青い鳥文庫「若おかみは小学生!」シリーズの映画化。
両親を交通事故で亡くし祖母の営む温泉旅館「春の屋」で若おかみの修行をすることになった小学6年生の女の子「おっこ」が、仲間に助けられながら成長していく姿を描く「若おかみは小学生!」がアニメ映画化されます。
劇場公開日は9月21日(金)。全国でロードショー!
原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵)(講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)
監督:高坂希太郎、脚本:吉田玲子、音楽:鈴木慶一 他
キャスト:小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、薬丸裕英、鈴木杏樹、ホラン千秋、設楽統(バナナマン)、山寺宏一 他
主題歌:藤原さくら「また明日」(SPEEDSTAR RECORDS)
製作:若おかみは小学生!製作委員会 アニメーション制作:DLE、マッドハウス
配給:ギャガ
公式サイト:http://www.waka-okami.jp/movie/
公式Twitter(@anime_wakaokami):https://twitter.com/anime_wakaokami
©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
※本ページ掲載内容は2018年9月18日時点での情報によるものです。